お腹の肉だけ落ちないように見えるのはなぜ?
筋トレで体を絞ろうと努力しても、なぜかお腹の肉だけ落ちない…と感じる人も多いのでは? じつは筋トレ効果は、原理的には全身に均等に現れるもの。お腹の肉だけ落ちないことはありえません。ただし、お腹の肉だけ落ちていないように見えることはあります。その理由を見ていきましょう。
「お腹の肉だけ落ちない」はありえない
体を絞ろうと筋トレをして、お腹の肉だけ落ちないということは原理的にはありえません。筋トレによって脂肪は全身均等に落ちていきます。
また、内臓脂肪型の肥満であれば、皮下脂肪より先に内臓脂肪が落ちるもの。むしろお腹から先に落ちていくことになるのです。
ただし、お腹の肉だけ落ちていないように見えることはあります。それは若いころのよりも筋肉の量が減っていることが原因です。
お腹の肉だけ落ちないのは筋力低下
お腹を上に引っ張り上げる広背筋や大胸筋が、以前より衰えていたりすると、お腹の肉だけ落ちていないように見えるでしょう。腹筋の機能が低下しているために骨盤が後傾して、お腹がぽっこり出ている場合もあります。
すなわち、筋トレの効果によってお腹の肉も含めて全身の脂肪が落ちているにもかかわらず、お腹まわりの筋力が戻っていないためにお腹の肉がぽっこりした状態に…。お腹の肉だけ落ちていないように見えるというわけです。
お腹の肉だけ落ちていないように見える現象の解決法は、ひたすら筋トレを続けるのみ。姿勢をよくして脂肪をリフトアップできれば、おのずとお腹の肉も落ちているように見えてくるでしょう。
お腹の肉だけ落ちない原因はお酒かも
お腹の肉だけ落ちない原因はお酒に原因があるかもしれません。意外にも、お酒は同じ重さならご飯よりもカロリーが高いのです。よく飲まれるお酒のカロリーを確認しておいて損はないでしょう。まず、ビールは350ml1缶で140kcal、日本酒は1合で180kcaです。
カロリーの目安でわかりやすいのがご飯のカロリー。お茶碗1杯で250kcalです。ということは、ビールの350ml缶を2缶飲んだら軽くオーバーしてしまうということ。お腹の肉だけ落ちない原因はお酒にもあるかもしれません。
とはいえ、大好きなお酒を簡単にやめられる人はいないでしょう。そこで狙い目はカロリーの低いお酒です。焼酎はお湯割り1杯が126kcal、ワインならグラス1杯が73kcal。よく飲むお酒ではワインが一番カロリーが低いということになります。
お腹の肉だけ落ちないならワインを選ぶ
このため、お腹の肉だけ落ちないなら、お酒はビールよりワインを選びましょう。もし焼酎を飲むなら、水やお湯で割るようにするのも鉄則。コーラやジュースで割るとカロリーがプラスされてしまいます。
一方で、ビールや日本酒は糖質が多く含まれるためカロリーが高め。お酒は食事と違って噛まずに飲むため、思っている以上にカロリーを摂取します。とくにビールはアルコール度数も低く飲みやすいため、お腹の肉だけ落ちない原因になりやすいのです。
なお、アルコールには利尿作用があることに注意しましょう。血液中の水分が少なくなると血中のブドウ糖が濃縮されて血糖値がアップします。お酒を飲むときは水やお茶などをこまめに飲むようにしましょう。
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