肩関節の柔軟性を上げるなら肩甲骨ストレッチ
肩関節が硬いからといって、いくら肩を回しても柔軟性は上がりません。肩関節は肩甲骨がよく動くようにすることが大切です。肩関節を動かしにくくしているのは反対側の筋肉が緊張して引っ張っているため。萎縮した筋肉を伸ばすには肩甲骨を動かすストレッチが有効なのです。
肩関節が動かしやすい方向に負荷
肩甲骨ストレッチといっても、肩関節が動かしにくい方向へ無理に動かすのではありません。逆に、動かしやすい方向に負荷をかけるのです。
というのも、硬くなっている筋肉は、一度力をかけて収縮させてから一気に脱力すると伸びやすくなるため。その特徴を生かして、肩関節の柔軟性を上げる肩甲骨ストレッチを紹介しましょう。
肩関節をやわらかくする肩甲骨ストレッチはぜんぶで5つ。肩甲骨の「上下・外側・内側・回転下・回転上」です。いずれも力を入れるときは、息を吐きながら行います。
肩関節の柔軟性を上げる肩甲骨の上下
肩関節の柔軟性を上げる肩甲骨の「上下」は、両肩を耳に近づける感じで、もっとも持ち上がったところで5秒キープ。そして一気に脱力します。
「外側」は左右の肩甲骨を離すことを意識して背中を丸めます。丸めきったところで5秒キープして脱力。「内側」は左右の肩甲骨をくっ付けるように胸を張って背すじを伸ばします。伸ばしきって5秒数えたら脱力です。
肩関節をやわらかくする肩甲骨の「回転下」は、タオルの両端を胸の前と背中で持ったら、前の腕を動かないように固定して、背中側の腕を下に引っ張ります。引っ張りきって5秒数えたら脱力。左右入れ替えて行います。
「回転上」は、タオルの両端を背中で上下に持って行います。下の腕は腰のあたりで固定して、上の腕を引っ張り上げるのです。引っ張りきって5秒数えたら、一気に脱力してください。
■「肩関節」おすすめ記事
肩関節インナーマッスルが内旋と外旋で違うこと
■「肩甲骨ストレッチ」おすすめ記事
肩甲骨ストレッチでインナーマッスルを強化
肩甲骨ストレッチ!4つの動きで脂肪を燃やす
■「肩甲骨」おすすめ記事
肩甲骨ダイエットの秘密は褐色脂肪細胞の活性化
菱形筋マッサージで肩甲骨の内側の痛みが解消
上半身の筋トレでは肩甲骨のスライドを意識する
■「ストレッチ」おすすめ記事
腸腰筋ストレッチでぽっこりお腹を即効解消!
腸腰筋ストレッチは骨盤が回転したら意味がない
梨状筋ストレッチは両足を「ハ」の字にして座る
新事実!筋トレ前のストレッチで効果が半減