無酸素運動と有酸素運動の閾値は「笑顔」だった
はじめは笑顔で走っていられるジョギングも、次第に全身に疲労を感じて息薬くなってくるもの。これは、無酸素運動と有酸素運動のボーダーラインを超えたことによるものです。そして、無酸素運動にならないジョギングの目安は、笑顔で続けられるかどうかなのでした。
無酸素運動とのボーダーライン
このボーダーラインを「無酸素性作業閾値」と呼びます。ウォーキングやジョギングのような有酸素運動でも、走る速度を上げたりして運動強度を強くすると、無酸素運動に変化するのです。
無酸素運動になると、血液や筋肉の中に疲労物質が発生して体への負担が急激に大きくなります。そのうえ酸素供給も追い付かなくなるため、脂肪の燃焼効率も下がってしまうのです。
このように無酸素性作業閾値は、効率よく脂肪を燃焼させる有酸素運動の限界値ということ。運動強度がこれより高くなると、無酸素運動になってしまうのです。
無酸素運動にならない目安は笑顔
無酸素性作業閾値は本来であれば、専門家に見てもらうのが一番。運動経験の有無などによって個人差が生じてしまうからです。
一般的には「180-年齢」で求められる心拍数が無酸素性作業閾値とされています。年齢が30歳であれば心拍数150を超えるまでが有酸素運動、150を超えると無酸素運動になるということです。
無酸素性作業閾値をもっと簡単に把握できるのが「笑顔」。運動しながら笑顔でいられなくなる時点で、無酸素性作業閾値を超えたといえるでしょう。無酸素運動にならないジョギングやウォーキングの目安は、笑顔で続けられるかどうかなのです。
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