体脂肪をピンポイントで落とすのは不可能だった
二の腕が気になるからといって腕を集中的に筋トレしても、ピンポイントで体脂肪を落とすのは不可能。体脂肪は全身で同じ割合で落ちていくからです。ただし全身の体脂肪を落とすと、結果的に気になる部分の体脂肪ほど落ちるのも事実。体脂肪を落とすコツを見ていきましょう。
特定の体脂肪を落とすことはできない
筋肉はターゲットを絞ればそこがピンポイントで発達します。胸を厚くしたいなら腕立て伏せを、太ももを鍛えたいならスクワットをすればよいでしょう。筋肉を付けたい部分の筋トレをすればよいだけです。
しかし、同じからだのパーツの悩みでも「二の腕を細くしたい」「お腹をすっきりさせたい」となると話は変わります。筋トレで筋肉を太くできても、細くすることはできません。腕を引き締めるなら腕の筋トレ、お腹をすっきりさせるなら腹筋運動と思いがちですが、それは大きな誤解です。
また、腕や太ももがたるんで見えることがありますが、それは筋肉がゆるんで締まりがなくなったわけではありません。筋肉が減って細くなったところに、体脂肪がついたことが原因。そして、ピンポイントで筋トレしても、特定の体脂肪だけを落とすことはできないのです。
というのも、体脂肪は全身で同じ割合で落ちていくものだからです。ただし、全身の体脂肪を落とすと、結果的に気になる部分の体脂肪ほど落ちていくのも事実。その理由は脂肪細胞の数にあります。
気になる部分の体脂肪を落とす筋トレ
体の各部位にある脂肪細胞の数は遺伝的に決まっているもの。二の腕、お腹、お尻のように脂肪細胞の多い部位もあれば、頭や手の甲、ひざやすねのように少ない部位もあります。
ここで体脂肪が全身で同じ割合で落ちるなら、1ミリが半分になるよりも1センチが半分になったほうがたくさん落としたように見えます。木になる部分は脂肪細胞の数が多いため、体脂肪を落とす割合が同じでも、減り幅が大きくなるのです。
すなわち、気になる部分を集中的に筋トレしても、ピンポイントで体脂肪を落とすことは不可能。気になる部分にこだわらず効率的に筋トレすれば、結果的に気になる部分の体脂肪を落とすことができるのです。
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