ウエストにくびれがない原因はインナーマッスル
キュッとくびれたウエストは女性の永遠の憧れ。ずん胴でくびれがないなど、ウエストの悩みは尽きません。ウエストが太くなる原因は脂肪のつき過ぎと思われがちですが、じつは真犯人はインナーマッスルの筋力低下。ウエストにくびれがないのはインナーマッスルに原因があったのです。
ウエストのくびれとインナーマッスル
目で見て確認できる腹筋といわれる筋肉は、正しくは腹直筋と呼ばれるもの。お腹の中央をタテに走る長い筋肉で、上体の姿勢を維持する役目を果たしています。
しかし、腹筋は腹直筋だけではありません。腹直筋の下には、ろっ骨の外側から骨盤に向かって斜めに走っている外腹斜筋や、横腹から骨盤に向かって斜めに走っている内腹斜筋、腹部をコルセットのように覆っている腹横筋など、たくさんのインナーマッスルがあります。
これらのインナーマッスルは、上体を前に倒したり横に倒したりという胴体のさまざまな動きをするときに働くもの。加えて、内蔵を正しい位置に支えたりするとともに、ウエストのくびれを作り出す役割もあるのです。
ウエストのくびれは筋力低下で消失
インナーマッスルが筋力低下をおこすと、お腹に力を入れてへこませようとしても、うまくお腹に力が入りません。こうなるとインナーマッスルは機能不全と同じ。お腹はたるみ放題となり、ウエストのくびれは消失するのです。
筋肉には、使われていない部分に脂肪がつくという性質があります。その好例が豚ばら肉です。豚ばら肉が脂肪と赤みの層になっているのは、豚のお腹の部分にある肉だから。豚のお腹の筋肉が使われていないため、分厚い脂肪の層ができるのです。
人間の体も基本的には同じ。使われていない筋肉の周辺には皮下脂肪が溜まっていくのです。インナーマッスルの筋力低下でウエストのくびれが消失するだけでなく、そこに脂肪がついてますますウエストが太くなるのでした。
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