筋肉をつける食事に人工甘味料を避けるべき理由
筋肉をつける食事で一番重要なのが筋トレ後。筋トレで良質なタンパク質を欲している筋肉に、必要な栄養素を補給することが筋肉をつける近道だからです。そして、筋肉をつける食事に不可欠なのが、必須アミノ酸の1つであるロイシンと、ダイエットで目の敵にされている糖質なのです。
筋肉をつける食事のロイシン効果
筋肉をつける食事には、BCAAと呼ばれる分岐鎖アミノ酸の摂取は不可欠。分岐鎖アミノ酸は、体内で合成されない9種類の必須アミノ酸の中の3つ、バリン、ロイシン、イソロイシンの総称です。筋肉の15~20%は、この分岐鎖アミノ酸で構成されています。
このうちロイシンには、筋肉中のタンパク質合成を促す作用があります。筋トレ後にロイシンを摂取すれば、ダブルの効果が期待できるのです。ロイシンを含むのは分岐鎖アミノ酸、そして分岐鎖アミノ酸が豊富なのは肉や魚、乳製品や卵。これらの食材を食べればよいわけです。
そしてもう1つ、筋肉をつける食事に欠かせない成分があります。じつは、ダイエットで目の敵にされ太るイメージのある糖質にも、ロイシンと同様に筋肉中のタンパク質の合成を上げる作用があるのです。
筋肉をつける食事に適量の糖質
糖質制限ダイエットという言葉もだいぶ知られるようになったこともあり、糖質には太るイメージが付いているのが現状。スポーツドリンクなども人工甘味料を使用して甘味をつけた製品を選ぶ人も多いでしょう。
しかし、筋肉をつける食事という視点からは、筋トレ後に糖質を補給することは大切なこと。糖質は摂り過ぎれば体脂肪になってしまいますが、適量であれば非常に大事な成分なのです。
筋肉をつける食事としては、筋トレ後に10~15g程度、コーヒーシュガー1袋杯分ほどの量の糖質を補給します。分岐鎖アミノ酸を一緒に補給するという意味では、糖質で甘味をつけたBCAA配合などと書かれた分岐鎖アミノ酸を含むスポーツドリンクが、筋肉をつける食事といえるでしょう。
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