仙腸関節の可動域を判別&矯正して腰痛を解消
腰痛の原因は上半身と下半身をつなぐ仙腸関節の機能障害に原因があります。そこで、仙腸関節の可動域を調べて機能障害があるかを判別する方法と、機能障害に陥った仙腸関節を正常な状態に矯正する方法を紹介しましょう。仙腸関節の動きを正常にすることが腰痛解消の近道です。
仙腸関節の可動域を判別する方法
さっそく、仙腸関節の可動域が正常かどうかを判別する方法を紹介しましょう。具体的には仙腸関節の伸展と屈曲を調べます。仙腸関節の可動域は、とくに左右差がある場合が危険。仙腸関節の機能障害によって、筋肉がアンバランスに付いてしまっている可能性があります。
まず仙腸関節の伸展は、両足を伸ばしたうつ伏せの状態で行います。ひざを伸ばしたまま、左右の足とも15度まで上げられるかどうかをチェックするのです。
一方の仙腸関節の屈曲は、両足を伸ばした仰向けの状態で行います。片ひざを曲げて胸に近づけたときに、足を125度まで引き付けられるかをチェックするのです。
仙腸関節の動きを正常に矯正する
もし仙腸関節の動きに左右差がある場合は、その動きを正常な状態に矯正する方法を実践してみましょう。骨盤のゆがみを解消する骨盤ベルトや、巻くだけダイエットで使われたゴムバンドを使用します。
まずはバンドを腰に巻いてください。こうすると、一時的に仙腸関節のまわりの筋肉をゆるませることができます。この状態で日常動作を行うことで、仙腸関節を正常な状態に矯正できるのです。
背すじを伸ばして歩いたり姿勢よくイスに座るなど、正しい姿勢を心がけるのがポイント。もし昼間に巻くことができない人は、寝る前に腰に巻いた状態でラジオ体操を行います。仙腸関節の機能障害が改善されて、腰痛が驚くほど簡単に改善されるはずです。
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