眠気覚ましの方法は43度の2分シャワーが効く
眠気覚ましの方法は「43度の2分シャワー」が効果的です。43度は交感神経を刺激する温度。サッと2分間浴びると心身が緊張して、体が戦闘モードに入ります。すると、頭がシャキッとして学習能力も上がるのです。眠気覚ましの方法としてだけでなく、記憶力アップの方法としても使えます。
眠気覚ましの方法が効果的か実験
「43度の2分シャワー」という眠気覚ましの方法が本当に効果的かどうか、まずは実験です。シャワー前後で脳波を測定してみると、たしかにシャワー後は眠気を表すシータ波が「6.1→5.7」と下がり、ひらめきを表すミッドα波が「2.8→3.8」と大きく上昇していました。
ただし、眠気覚ましの方法はあくまでもシャワー。43度のお風呂に入るには注意が必要です。43度以上での長湯は禁物。疲れてしまって、かえって仕事がはかどらなくなってしまいます。
続いて、この眠気覚ましの方法で、どれだけ学習能力が上がるのか実験してみます。銭湯にお疲れ気味の男性10人に集まってもらって実験を行いました。
眠気覚ましの方法で記憶力アップ
まずは眠気覚ましの方法でシャワーを浴びる前に、1分間で15人の有名人の誕生日をいくつ暗記できるかテストします。1分後に回答を記入してもらうと平均で5.2個の暗記ができました。
続いて眠気覚ましの方法のあと、先ほどとは有名人の名前を変えて、再び誕生日の暗記テストを行いました。すると、その回答は平均で7.2個という結果。プラス2個も記憶力がアップしたのです。
個別に見てみても、10人中8人の結果がそれぞれアップしています。ダウンしている人は1人もいませんでした。足し算や引き算などの簡単な計算問題では、眠気覚ましの方法のあとに1分間に解けた問題数は、40%アップしたのです。
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