基礎代謝を上げるなら体重を増やすのが一番!?
「ダイエットのために基礎代謝を上げる」というフレーズを聞いたことがあるはず。とはいえ、基礎代謝が低い人が肥満になるというわけではありません。じつは体が大きい人はそのぶん、基礎代謝が高かったりもします。じつは基礎代謝を上げるなら体重を増やすのが一番なのです。
基礎代謝を上げるなら体重を増やす
体が大きい人は脂肪だけで体重を稼いでいるわけではありません。それを支えるための筋肉も多少はついてくるものです。脂肪も若干はエネルギー消費に貢献します。
このため、体が大きい人はそのぶん基礎代謝も大きくなるもの。じつは基礎代謝を上げるなら、体重を増やすのが一番簡単な方法なのです。実際、基礎代謝の絶対量が多いのは、中年太りする時期なのでした。
このため、ダイエットのために基礎代謝を上げると、結果的に基礎代謝が減ってしまうという現象もおこりえるということ。基礎代謝を上げることだけにフォーカスすると変な話になってしまいます。
基礎代謝を無理に上げる必要はない
一方で、内臓や骨格筋などの重さである除脂肪量の体重に対する割合が大きい人は、体重1kgあたりの基礎代謝量が高く、小さい人は低くなるという面もあります。基礎代謝を上げるためには筋肉量の増加は効果がありそうです。
とはいえ、基礎代謝は肥満に関する重要なファクターではありません。体格に比べて、基礎代謝が平均値より低い人が肥満になるかというと、そこに相関関係は見られないのです。
そもそも、人間が一番がんばらなくていい安静状態のエネルギー消費量が基礎代謝。にもかかわらず基礎代謝を無理に上げる必要はないということになります。ダイエットでは基礎代謝を上げるというより、1日の消費カロリーを上げるという考え方が合っているのです。
■「基礎代謝を上げる」おすすめ記事
基礎代謝量を上げる秘密はインナーマッスル腹筋
基礎代謝を上げるならどこを鍛えるのが効果的?
腸腰筋で基礎代謝を上げることで「夏太り」を回避!
基礎代謝を上げる筋トレがダイエット一番の近道
■「基礎代謝」おすすめ記事
脊柱起立筋は基礎代謝に効くインナーマッスル
基礎代謝量はインナーマッスルを強化して増やす
1日の消費カロリーの7割を基礎代謝が占める