動的ストレッチはダイナミックとバリスティック
ストレッチは反動を使ってはいけないといわれた経験は誰にでもあるはず。しかし、反動をつけずに静止するのもストレッチなら、反動を伴って行うのもストレッチ。前者が静的ストレッチで、後者が動的ストレッチです。そして、動的ストレッチはさらに2種類に分けられます。
動的ストレッチ反動を伴った方法
筋肉を伸びた状態を一定時間キープする方法が静的ストレッチです。私たちが疲れたときに、自然と上体を反らしたり、腕を頭上に伸ばしたりするのも静的ストレッチの一種。ヨガと類似したポーズが数多く存在します。
これに対して、昔から柔軟体操として行われている屈伸や前後屈など、反動を伴って筋肉を伸び縮みさせる方法が動的ストレッチです。疲れたときに首を回したり、肩を回したりするのも動的ストレッチになります。
動的ストレッチとしてはラジオ体操がよく知られています。リズムに合わせて反動をつけて行う動作は、まさに動的ストレッチ。サッカーのウォーミングアップで行われるブラジル体操は、動的ストレッチの代表格です。
動的ストレッチは2種類に分けられる
この動的ストレッチはさらに2種類に分けられます。1つはおもに立って移動しながら、腕や足、体幹を左右交互に大きく動かす方法です。これはダイナミックストレッチと呼ばれるもの。ブラジル体操もダイナミックストレッチです。
もう1つはバリスティックストレッチと呼ばれるもの。性的ストレッチのポーズに反動をつけて行う方法になります。立位体前屈を静止して行えば静的ストレッチですが、ラジオ体操のように前屈して元に戻せばバリスティックストレッチになるのです。
なお、バリスティックストレッチは筋肉が反射的に縮もうとする伸張反射を引き起こすので、ケガもおきやすいといわれます。しかし、静的ストレッチでもダイナミックストレッチでも、筋肉を伸ばせば伸張反射は自動的におこるもの。過度な反動をつけない限り、バリスティックストレッチは問題ありません。
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