体を柔らかくするストレッチで持久力が向上する
体を柔らかくするストレッチで柔軟性がアップすると、同じ動きをしても疲れにくくなります。ストレッチで直接、心臓や肺が強くなるわけではありませんが、無駄なエネルギーを使わなくなるからです。体を柔らかくストレッチは体の効率をよくするため、持久力がアップします。
体を柔らかくするストレッチと持久力
私たちは体を動かすときに筋肉を収縮させます。筋肉には、その動きと反対の働きをする拮抗筋が存在するもの。拮抗筋が硬いとこれが抵抗となってしまい、より大きな力を出さなければなりません。
たとえばラインダンス。脚を引き上げるときには、股関節の前面にある腸腰筋や太ももの前面にある大腿直筋などの筋肉が収縮します。そして、このとき逆の働きをするのがお尻の大殿筋と太もも裏のハムストリングスが引き伸ばされるわけです。
ここで体が硬い人は、大殿筋やハムストリングスが抵抗となって邪魔をします。そのぶん余分にエネルギーを消費するわけです。これが体を柔らかくするストレッチで持久力が向上する理由になります。
体を柔らかくするストレッチで柔軟性
ラインダンスは極端な例ですが、日常生活にはものを拾い上げたりつり革を持ったり、椅子に座ったり立ち上がったりといった動作が行われます。体が硬いとさまざま場面で余分に力を使わなければならず、そのぶん疲労しやすいのです。
腕や脚を大きく動かすスポーツにおいては、体が硬いことによる余分な力はより顕著に現れます。体が硬いことは、スポーツでは圧倒的に不利になるのです。
日常生活やスポーツで体が疲れやすいと感じている人は、柔軟性不足が原因かもしれません。体を柔らかくするストレッチで柔軟性が高まれば、体を動かすときの抵抗が小さくなって、ラクに体が動かせるようになります。
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