水分補給は運動1時間前にして脈拍増加を抑える
いまや高いパフォーマンスを発揮するためには、運動前後や最中の適切な水分補給が欠かせません。そこで、運動に関わる最適な水分補給を仕方を見ていきます。じつは運動1時間前に水分補給することで、運動による脈拍の増加を抑えることができるのです。
水分補給は運動2時間前に500ml
運動する場合には、運動能力改善のためにも水分補給が重要です。水分補給は運動の前・中・後で適切に行う必要があります。とくに運動中の水分補給が不十分だと、運動能力が落ちるとともに熱中症になり、最終的には死にいたる危険すらあるのです。
運動前の水分補給は、脱水によるマイナス効果を回避できます。たとえば、運動1時間前に水分補給すると体温の上昇がゆるやかになって、運動に伴う脈拍の増加を低く抑えることができるのです。
アメリカのスポーツ医学協会では、運動能力を落とすことなく熱中症を予防する目的で、運動の2時間前に500mlの水分を補給することを勧めています。日本人は体格がやや小さいこともあり、300~400mlが適量でしょう。
水分補給に果糖や食塩を加える
運動中は発汗で失われる体内の水分をその都度補うことを目的として、運動の早い段階から一定の間隔で水分補給する必要があります。脱水や早期疲労を防ぐには、全身に汗をびっしょりかく状態につき、400ml程度の水分を摂取するのが目安です。
運動を1時間以上続ける場合は、水分補給に果糖や1%未満の食塩を加えることが必要になります。運動中は果糖を含む飲料を摂取することで、疲労しにくくなるのです。
また、運動中のクエン酸の補充はグリコーゲンの再補充を早めるのに効果的。というのも、クエン酸は運動などでエネルギーが産出される際に消費されるからです。水分補給には、果糖と食塩に加えてクエン酸を混合したドリンクが最適でしょう。
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