質の良い睡眠の秘訣は就寝3時間のノンレム睡眠
質の良い睡眠の秘訣は就寝3時間のノンレム睡眠にあります。人間は睡眠中、ノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返しています。そして、就寝して3時間以内のタイミングでノンレム睡眠がしっかりとれるかどうかが質の良い睡眠の条件なのです。睡眠のメカニズムを見ていきましょう。
質の良い睡眠とノンレム睡眠
人間は睡眠中、浅い眠りと深い眠りを交互に繰り返しています。浅い眠りはレム睡眠といって、体は休んでいても脳は起きている状態。夢を見るのはレム睡眠のときのほうが多いといわれます。
ちなみに、レム睡眠のレムは「Rapid Eye Movement」の略。急速な眼球運動という意味になります。レム睡眠中は眠っていても、目玉がキョロキョロと動いているからこう名づけられました。
一方の深い眠りは、ノンレム睡眠といって脳が唯一休めるタイミングです。このとき体は免疫力を高めたり、傷ついた細胞の修復などを実行。質の良い睡眠はノンレム睡眠と深く関わっています。
質の良い睡眠は就寝3時間が重要
ノンレム睡眠は、就寝してから3時間以内に多く出現するもの。いわば就寝してからの3時間で、体を修復したり脳を修復したりしているわけです。後半の睡眠はレム睡眠で、夢を見る浅い眠り。ここではおもに心のメンテナンスを行っています。
ノンレム睡眠が「脳」と「体」、いわばレム睡眠が「心」のメンテナンスを行っているということ。それぞれ役割が違っているのです。
そして、質の良い睡眠とは深い眠りをしっかりとれるということ。すなわち、就寝してから3時間以内におこるノンレム睡眠がしっかりとれているかが重要です。質の良い睡眠がとれないと、脳や体の修復が不十分になります。そして、それが体にさまざまな支障をきたすのです。
■「睡眠」おすすめ記事
睡眠ダイエットで痩せるのは就寝時間に秘密アリ
睡眠時間の理想は筋トレや運動した日は7時間半
10時間睡眠でスポーツパフォーマンスが向上
寝る前のストレッチには動的ではなく静的で
寝る前の筋トレは成長ホルモンを抑制してしまう