水キムチにはケタ違いの量の乳酸菌が入っていた
韓国料理の水キムチをご存じですか? あまり辛くないあっさりしたキムチ程度に考えている人も多いでしょう。じつは、水キムチには食物性乳酸菌がケタ違いにたくさん含まれているのです。さらに韓国では、水キムチの漬け汁は二日酔いや吐き気止めに利用されています。

水キムチの植物性乳酸菌はケタ違い
水キムチがすごいのは植物性乳酸菌のほか、ビタミンやミネラル、食物繊維、フィトケミカルといった豊富な栄養分を多く含んでいることです。これにより、美肌や便秘解消、ダイエットなど、さまざまな効果が期待できます。
植物性乳酸菌の最大の特徴は、生きたまま腸に届くということ。水キムチの場合、食物性乳酸菌の数が1mlあたり3億個も含まれています。
ぬか漬けでも1gあたり1,600万個、普通のキムチで1.4億個です。水キムチは比べ物にならないくらいケタ違いの食物性乳酸菌を含んでいます。
水キムチは漬け汁もしっかり摂取
本場・韓国では、水キムチの作り方は家庭によってさまざま。りんごの代わりに、ナシや砂糖を入れる家庭もあります。これらのレシピは、食物性乳酸菌を繁殖させるという目的で、伝統的に伝えられてきた知恵なのです。
水キムチは漬け込んだ野菜だけでなく、漬け汁もしっかり摂取します。韓国では二日酔いや頭痛、吐き気がしたときに、水キムチの漬け汁を飲むとスッキリするとして重宝されているほどです。
韓国料理店で水キムチを食べるときは、しっかり漬け汁を飲み切るようにしましょう。自宅で水キムチを作るときは、ふだんから汁も一緒に食べるようにするのが基本です。
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