尿酸値を下げるには牛乳やチーズを食べるとよい
尿酸値を下げるためにプリン体を多く含む食品をなるべく食べないようにしている人も多いでしょう。しかし、プリン体オフは尿酸値を下げるためには効果薄。むしろ、尿酸を排出することに気を使うようにします。尿酸値を下げるには、タンパク質が尿酸の排出を促進する乳製品を食べるとよいのです。
尿酸値を下げるのにプリン体は効果薄
プリン体などが原因で尿酸値が上がって発症する痛風。痛風の患者数は予備軍を含めると500万人を超えるといわれています。とくに近年、生活スタイルの変化から女性の痛風患者が急増中です。
風が吹いても痛いといわれる痛風ですが、その予防法といえば尿酸値を下げること。「プリン体をなるべくとらないようにする」ことがよく知られています。プリン体を気にして、ビールはプリン体オフを選ぶという人もいるでしょう。
しかし、プリン体をなるべく控えても尿酸値を下げるのにはあまり効果がありません。じつは尿酸値を下げることに関して、食事の影響はたったの2割程度。食事を制限しても尿酸値は下がりにくいのです。
尿酸値を下げるには排出の促進が大切
実際、食事やアルコールのプリン体を減らしても、尿酸値はほとんど下がらないという研究データもあります。それより、むしろ有効なのが摂った尿酸値をいかに排出するか。適度な運動や水分を多めに摂ることのほうが大切なのです。
以前は、尿酸値の高い人というのはおいしいものをいっぱい食べる美食家に多いといわれていたもの。別名・ぜいたく病ともいわれていました。しかし最近では、美食ではなく過食。食べ過ぎ・飲み過ぎが尿酸値上昇の原因といわれています。
また、牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品を摂ると、尿酸値を下げる効果があることもわかってきました。これは、乳製品に含まれるたんぱく質が尿酸の排出を促進。尿酸値を下げるのです。
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