胃下垂の治し方は骨盤底筋を鍛えることが効果的
胃下垂は、胃を含めた内臓を正しい位置に保持するインナーマッスルの筋力低下に原因があります。なかでも注目すべきは骨盤底筋。恥骨から肛門までの骨盤の底に位置するインナーマッスルです。胃下垂の治し方は、この骨盤底筋を鍛えることが効果的。胃下垂の治し方を紹介しましょう。
胃下垂から内臓下垂のドミノ倒し
お腹のインナーマッスルが衰えると、胃の位置が下がってしまう胃下垂が発生します。しかし、これは始まりに過ぎません。じつは胃下垂から、内臓下垂のドミノ倒しが始まるのです。
まず胃下垂は腸に影響を与えます。横行結腸は、右下腹から左下腹まで時計回りにコの字型に配置されている大腸の上部。横行結腸が胃下垂で押されて、垂れ下がるのです。
次に横行結腸の下垂は、大腸と直腸をつなぐS状結腸の下垂を招きます。こうなると腸下垂の状態です。腸下垂の影響は、見ためのぽっこりお腹に留まりません。腸内のカーブが増えて便が通過しにくくなって便秘になってしまうのです。
胃下垂の治し方は骨盤底筋の強化
そんなドミノ倒しのきっかけとなる胃下垂の治し方を紹介しましょう。それには骨盤底筋の強化が効果的。まずは両ひざを肩幅に開いて、つま先同士を合わせて両ひざ立ちの姿勢をとります。
骨盤底筋群をお腹のほうに引き上げるイメージでキュッと引き締めた状態で一度息を吸ったら、息を吐きながらお尻をゆっくり後ろに引くのです。背筋はまっすぐのままキープ。肋骨も前に出ないように注意してください。
次に、お尻を引いたまま息を吸ったら、息を吐きながらお尻をゆっくり前に引き上げていきます。背筋がまっすぐに起き上がったとき、さらにお尻をグッと内側に締めてください。10回を1セットにして、2セット行うのが目安です。
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