認知症予防の食事にはカマンベールチーズがイイ
脳の神経細胞に障害がおきて、記憶力や思考力が低下。日常生活に支障をきたすのが認知症です。現在、患者数は520万人。近年では40~50代で発症する若年性認知症の患者数も増加の一途をたどっています。そんな認知症予防の食事にはカマンベールチーズが効果的なのでした。
認知症予防の食事にカマンベール
そもそも認知症は、脳にシミができることで起こるもの。認知症のおもな原因は、歳を取るとできるアミロイドベータと呼ばれるシミのようなものになります。とくに、記憶を司る脳の海馬という部分にこのシミができると、記憶する機能が低下して認知症になってしまうのです。
そんな認知症予防に効果的な食事といえば、赤ワインや青魚、カレーなどが有名。そんななか、最新の研究によって認知症予防に効果のあることで注目されている食事がカマンベールチーズです。
カマンベールチーズには、オレイン酸アミドとデヒドロエルゴステロールという2つの成分が含まれています。この2つの成分が脳のシミが増えていくのを抑えてくれるのです。
認知症予防の食事は1日1~2切れ
ポイントはカマンベールチーズの表面にある白カビにあります。脳のシミを抑える2つの成分は、白カビによって発酵する工程で生まれてくる成分。このため、白カビの発酵を利用するカマンベールチーズだからこそ認知症に効くのです。
認知症予防の食事として、カマンベールチーズはどれくらい食べればよいのでしょう? 目安としては1日1~2切れほどです。ちなみに、より認知症予防に効果的なのは、カマンベールチーズと一緒に、認知症の予防効果のある赤ワインを2~3杯飲むことです。
ちなみに、ワインを1日3~4杯飲む人の認知症発症リスクは、ワインを飲まない人に比べて5分の1になります。
■「認知症予防」おすすめ記事
認知症予防はアロマはローズマリーカンファー
認知症の初期症状は記憶障害よりも臭覚の異常
歩くのが遅いことが認知症の初期症状となる理由
認知症のサインとなる危険な「物忘れ」見分け方
有酸素運動の効果で認知症を予防するメカニズム
昼寝効果で認知症の発症リスクが5分の1になる
脳を鍛えるゲームで認知症リスクが48%も減少
アミロイドβを掃除する食材で認知症を予防する
認知症を予防する食事はお米を減らすことが大切
体幹を鍛えることが認知症を予防するメカニズム