尿酸値を下げる食べ物は1日1杯の牛乳だった
尿酸値の高い人のほとんどは、尿酸の排泄がうまくできないことに原因があります。このため、尿酸の排泄がうまくできるようになれば、おのずと尿酸値を下げることができるのです。そんな尿酸値を下げる食べ物は1日1杯の牛乳でした。乳製品に含まれるカゼインが影響するため、ヨーグルトでも効果十分です。
尿酸値を下げる食べ物は牛乳だった
簡単に尿酸値を下げるすごい食べ物があります。その効果を試すべく、ふだんから尿酸値が高い人10人に集まってもらいました。尿酸値を下げる食べ物とは、どこの家の冷蔵庫にもあるもの。「牛乳」です。
さっそく、尿酸値が高い人に牛乳を飲んでもらいます。そして6時間後、採尿してみると、尿酸の排出量が飲む前と比べて平均で37％もアップしていたのです。それでは、なぜ牛乳が尿酸を排泄しやすくするのでしょうか？
牛乳を飲むと、牛乳に含まれるカゼインが体に入っていきます。このカゼインは胃腸で分解されてアラニンに変わるのです。じつはこのアラニンが、腎臓の扉を開けて、尿酸を排出するのを助けると考えられています。
尿酸値を下げる食べ物なら低脂肪乳
尿酸値を下げる食べ物として、どれくらいの牛乳を飲めば効果があるかについても、すでに研究論文で発表済みです。47,150人もの人を12年間調査した牛乳と痛風の発症についての研究の結果、低脂肪乳または無脂肪乳を1日コップ1杯飲んだ人たちは、飲まない人たちに比べて痛風の発症リスクが43％も低かったのです。
なお、尿酸値を下げる食べ物としては、牛乳は成分無調整のものよりも低脂肪のほうが高い効果を発揮。また、お腹がゴロゴロしないタイプの牛乳でも、十分に効果が期待できます。
ちなみに、ヨーグルトなどの乳製品でもカゼインが含まれているため尿酸の排泄を促す効果は十分です。ただし、豆乳はカゼインが含まれていないため、尿酸値を下げる効果はあまりないと考えられます。
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