記憶力を鍛えるなら過去3日間の献立を思い出す
「顔がわかるのに名前が思い出せない」「立ち上がった瞬間に何をしようとしていたか忘れてしまった」…そんな記憶力の低下は、脳の側頭葉と呼ばれる場所が衰えることでおこるといわれています。とはいえ、あきらめる必要はありません。側頭葉をトレーニングすれば記憶力を鍛えることはできるのです。
記憶力は鍛えることで能力が上がる
脳はいわば図書館のようなもの。記憶は本です。ここで名前が思い出せないのは、本がなくなってしまうからではありません。その本がどこにあるかがわからなくなっているのです。
このため、いくら本が増えたとしても、ちゃんと記憶の回路を錆びつかせずにしていれば、記憶はしっかり引き出すことができます。すなわち、記憶力は鍛えることでその能力を上げることができるのです。
また、記憶力というのはそのときの状況や印象で大きく変化することは、経験的に誰もが感じていることでしょう。たとえば初めてのことは、人間はよく覚えているものです。記憶力と感情は深く関係しています。
記憶力を鍛えるには思い出すこと
そんな記憶力を鍛えるためには、最近あったことや昔の出来事を意識して思い出すようにすることが大切。それが側頭葉のトレーニングになります。人の顔や名前を忘れないためにも、ふだんから鍛えておきたいものです。
たとえば、最近あったうれしいこと、いままでで一番うれしかったことを思い出してください。じつは最近の記憶と昔の記憶は、脳の違うところに収納されています。このため、人生のいろいろな時期の記憶を引き出すことで、記憶の回路をまんべんなく鍛えることができるのです。
ほかにも、過去3日間に自分が食べた献立を思い出すだけでも、側頭葉のトレーニング。記憶力を鍛えることが可能です。脳も筋トレのように、鍛えれば成長するもの。日常での脳のトレーニングで記憶力を鍛えるように心がけましょう。
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