噛み合わせは割り箸を口にくわえてチェックする
食事のとき、ついつい片側ばかりを使って噛んでいませんか? その影響で噛み合わせが悪くなることがあります。噛み合わせが悪いと顔がゆがむことがあり、放置すると手足のしびれや不眠症、肩こりや頭痛などさまざまな症状を引き起こしてしまう可能性があるのです。
噛み合わせが悪くなっておきる症状
噛み合わせが悪くなることでおきる代表的な症状は「頭痛・肩こり・腰痛」など。たとえば頭痛の原因は噛み合わせがずれることで、あごの回りの筋肉である咬筋が緊張するため。この緊張が側頭部の筋肉である側頭筋をこわばらせ、頭の血行が悪くなります。これが頭痛を引き起こすのです。
同じように、筋肉の緊張が肩に広がると肩こりに、腰まで進むと腰痛になります。ほかにも噛み合わせは、不眠症や耳鳴り、貧血、冷え性など、さまざまな症状に関係。運動機能にも影響を与えています。
実際、歯が抜け落ちて寝たきりだった老年女性いました。入れ歯を入れて噛み合わせをよくすると食欲が向上。栄養改善もされて元気になっていきます。歯科治療を終えて2か月後、歩行器を使って1人で歩けるようになりました。
噛み合わせをよくする身支度の方法
つまり、噛み合わせをよくすることで運動機能がアップするということです。そこで、噛み合わせのチェック方法を紹介しましょう。まず割り箸をくわえて、眼と割り箸が平行ならかみ合わせは正常です。
また、割り箸の端をつまんで軽く上下させてください。これを左右で行い、ゆれ具合に違いが出ると、かみ合わせが悪い可能性があるのです。そんな噛み合わせをよくするために、毎朝身支度をしているあいだにできる簡単な方法があります。
それはガムを噛みながら身支度をすることです。もちろん、ただガムを噛めばよいというわけではありません。ガムを右側にもっていって30回、左側に持っていって30回、さらに前で30回と、バランスよく噛むことが大切です。
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