話題のストレス対処法「コーピング」とは?
ストレスに強い人と弱い人の2タイプがありますが、これは幼少期に起因することもあります。幼少期に強いストレスを受けていた人は、ストレスに弱いのです。そんなストレスを減らすために注目されている方法が「コーピング」。ストレスにはどう対処していくべきかを見ていきましょう。
ストレス対処に自律神経を整える
ストレスにはどう対処するとよいのでしょうか。ストレスを溜めない体を作るには、自律神経を整えることが大切です。自律神経とは、自分の意思とは関係なく体の機能をコントロールしている神経のことです。
大きく分けると、心拍数を上げて気持ちを興奮させる交感神経と、心拍数を下げてリラックスさせる副交感神経があります。大切なのは2つのバランス。どちらが高すぎでもよくありません。
交感神経が高すぎると、テンションが上がりすぎてパニック障害や更年期障害の症状が出る恐れがあります。逆に副交感神経が高すぎると、やる気がおきずうつ状態になる危険性があるのです。交感神経と副交感神経が1対1で働いているのが、自律神経が整っているベストな状態になります。
ストレスを減らす方法がコーピング
そんなストレスを減らすためにいま一番注目されている方法が「コーピング」です。コーピングは過酷な環境でミッションを遂行しなければならない宇宙飛行士も、ストレスをなくすために利用しているテクニックになります。
コーピングはまず、自分がストレスを感じたときに、どんな方法でリラックスできるかを思いつく限りすべて書き出します。どんな些細なこと、くだらないことでも構いません。質より量をたくさん出すことが重要です。
こうして書き出したストレス対処法を、ストレスを感じたときに意識的に行うのがコーピング。これでストレスをコントロールするわけです。問題に対処するという意味の「cope」という言葉に由来しています。
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