目を閉じて片足立ちすることで脳の衰えチェック
脳の衰えを手軽にチェックする方法があります。それが片脚閉眼起立というもの。簡単にいえば、片足立ちをして目をつぶって、何秒間その状態を維持できるかを調べるのです。とはいえ、目標時間に達していなくても安心してください。脳の神経細胞は減る一方ですが、それでも脳は鍛えることができるのです。
片足立ちで脳の衰えをチェック
脳の衰えをチェックする具体的なやり方は、まず両手を腰に当てて両眼を閉じて、左右どちらか立ちやすいほうの足で片足立ちをします。片足立ちになったら時間の計測をスタート。このとき、上げた足は軸足に触れないようにします。
足を上げる高さや位置は自由。やりやすいところでOKです。軸足がわずかでもずれたり、上げた足が床についたら終了。ここまでの時間を計測します。目を閉じたまま何秒間キープできるかで脳の衰えがわかるのです。
そして、閉眼片足立ちテストの目標時間は年代ごとに違っています。10代なら40秒、20代なら80秒、30代なら55秒、40代なら40秒、50代なら25秒、60代なら18秒です。転倒しないように、2人組でやるとよいでしょう。
片足立ちの時間はまだ伸ばせる
脳の神経細胞は20歳を過ぎると、毎日10万個ずつ死んでいきます。そう聞くと、脳は衰えていく一方のように聞こえますが、脳は神経細胞単独で動いているわけではありません。
単独で動くことよりも連合で動いているネットワークが大切。シナプスと呼ばれるつながりは、むしろ強化していくことができるもの。練習することによって鍛えることができるのです。
このため、年を取ったから脳が衰えていくかというと、そういうわけではありません。人間の脳は何歳からでも鍛えられす。目を閉じて片足立ちして目標時間に達していなくても大丈夫。まだまだ脳は鍛えて片足立ちの時間を伸ばせるのです。
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