喉や目や腸の「粘膜」が免疫力の鍵を握っている
私たちの身の回りには、目には見えないウイルスや細菌などのさまざまな外敵が無数に潜んでいます。そして、隙あらば体の中に入ろうと虎視眈々とチャンスをうかがっているのです。それをシャットアウトして体に入れなかったり、入ってもそれに負けないような体を作ったりするのが免疫力です。
粘膜は体の外と接しているもの
まずは、免疫力チェックを紹介しましょう。下記の項目うち1つ以上当てはまった人は注意が必要になります。
1.目が乾きやすい
2.口内炎ができやすい
3.休みになると風邪をひきやすい
4.タバコを吸っている
5.肌荒れなど肌の調子が悪い
6.起きたときに喉が傷む
7.慢性の便秘または下痢
このチェック項目はいずれも粘膜についてのものです。すべての粘膜というのは体の外と接しているもの。粘膜がウイルスや細菌などが体内に入らないように守ってくれています。チェック項目の1つでも異常がある人は、消化管粘膜や呼吸器粘膜などどこかの生態防御力に問題があるというわけです。
粘膜は免疫の最前線で働いている
そもそも免疫は、外から来るウイルスや細菌に対して体を守るシステムのことです。そしていま、もう1つ注目されているのは、自分の体の中にある悪いものも潰してくれること。外と内の両方に向いて体を守る防御システムが免疫なのです。
そして、その最前線で働いてくれているのが粘膜。私たちの体内で外に触れる場所には、必ず粘膜があります。粘膜がウイルスや細菌などが体内に入らないように守ってくれているのです。
ここで、きちっとした粘膜が粘膜面に分泌されると、それが1つのバリアとなって防御壁になります。しかし、その部位がカラカラ粘膜になると、分泌液が出ないためにさまざまな障害がおこってくるのです。
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