腸マッサージは便が通るルートに沿って行うもの
腸マッサージは便が通るルートに沿って行うのが基本です。食べ物は胃で消化されたのち、小腸を通って大腸を移動します。このため、腸マッサージは小腸から大腸の順に行うのです。腸マッサージによって内臓が活性化。代謝をアップさせることができます。さっそく、腸マッサージのやり方を紹介しましょう。
腸マッサージは小腸から大腸の順
腸マッサージのやり方は、まずは仰向けになるところから。仰向けになると腹筋がゆるんで、腸にマッサージの刺激が届きやすくなります。ひざは90度に曲げてリラックスした体勢をとってください。
腸マッサージは小腸から大腸の順に行います。小腸の場所はちょうどおへそのあたり。マッサージする範囲は手の平くらいの範囲が目安です。両手を組んでおへそに置いたら、時計回りにゆっくりマッサージします。
小腸のマッサージのポイントは、親指と小指を中心に手のフチを使って、ゆっくり回すこと。呼吸は止めずに5秒で1周するペースです。10周マッサージしたら、今度は小腸を細かくほぐすステップになります。
大腸のマッサージは少し強めに押す
両手の人差し指と中指と薬指を重ねるようにして、押しながらのマッサージです。指を立てると刺激が強くなりすぎるので要注意。手の平をお腹につけた状態で行うと、ちょうどよい刺激になるでしょう。
おへそを中心に、正面から見て「右上→右下→下→左下→左上」の順にゆっくりマッサージします。1秒息を吸って、2秒で息を吐きながら押していきます。これを3周行ったら、大腸のマッサージです。
大腸の形に合わせて、おへそを中心に正面から見て「左下→左上→上→右上→右下」の順になります。最後の右下のときは指を下にスライドさせて、チューブを絞るようにマッサージ。溜まった排泄物やガスを押し出すつもりで、小腸のひとまわり外側を少し強めに押していきます。小腸よりも少し強めくらいが目安です。
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