玄米は十分に浸水させないと毒を食べるのと同じ
玄米は人が必要とする栄養素をほとんど摂取できるため、完全栄養食ともいわれているまさにスーパーフード。そんな玄米がいまブームとなっています。ただし、そんな玄米には思わぬ落とし穴があったのです。玄米は十分に浸水させないと毒を食べるのと同じ。長時間の浸水で発芽させる必要がるのです。
玄米はしっかり浸水させないと毒
玄米はしっかり浸水させてから炊かないと、体のなかに毒を取り入れているようなもの。アブシシン酸が人間の体の酵素を阻害して、さまざまな病気にかかりやすく成ってしまうのです。
アブシシン酸は玄米のヌカに含まれている成分。これが体に蓄積すると、人間の体に大きな影響を与えます。その解決策が、玄米を水に浸けて発芽させることによって、アブシシン酸は無毒化することです。
玄米を長時間、水に浸けておく本当の理由は、おいしく食べるためだけでなく、玄米を安全に食べるためなのでした。そして、玄米を水に浸けておく最低限の時間は12時間以上。できれば、17時間浸水させるとよいでしょう。
発芽玄米となって無毒化される
玄米を12時間以上浸水させておくと、発芽玄米となって無毒化されるからです。実際に玄米を軽く洗って浸水させ、室内で火が当たらない場所に12時間以上、置いてみました。
すると、玄米からぴょこっと少し芽が出ています。これが発芽玄米です。発芽することで安全に食べられるだけでなく、おいしく食べられ、栄養価もアップします。そして、玄米は浸水後にも重要なポイントがあります。
浸水させたあとの水は必ず捨てて、お米を洗うことです。あとは、新しい水を入れて玄米を炊飯器で炊くだけ。発芽玄米にすることでやわらかくモチモチした食感になるので、ぜひ試してみてください。
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