「あいうべ体操」インフルを劇的に予防する理由
あいうべ体操とは、舌や口のまわりの筋肉を鍛えるお口の体操。あいうべ体操は口輪筋を鍛えて、口呼吸を鼻呼吸に変える効果があります。そんなあいうべ体操の講座を小学校で開催したところ、インフルエンザが劇的に予防できたのです。あいうべ体操がインフルエンザを予防する理由を見ていきましょう。
あいうべ体操のやり方は4つの動作
あいうべ体操は、舌や口のまわりの筋肉を鍛えるお口のエクササイズです。口輪筋を鍛えることで、口を閉じた状態をキープできるように改善。口呼吸を鼻呼吸に変える効果があります。
あいうべ体操のやり方は、4つの動作を繰り返すだけです。まず「あー」と口を大きく開きます。次に「いー」と大きく横に広げて、さらに「うー」と口を強く突き出すのです。最後は「べー」と舌を突き出して1回となります。
あいうべ体操は、1日30回を目安に毎日やるとよいでしょう。ポイントは大げさなくらい大きく口を動かすこと。そして、1回を5秒かけてゆっくり行います。声は出しても出さなくても効果はあまり変わりません。
あいうべ体操でインフルエンザ予防
それでは、なぜあいうべ体操がインフルエンザ予防に効果を発揮したのでしょうか。そもそも、人間にとっての正常な呼吸の形態は鼻呼吸。鼻の粘膜に生えている鼻毛とリンパ組織が、空気中のウイルスやゴミをきれいにろ過してくれるのです。
また、鼻から吸い込まれた空気は鼻の中を通ることで、加湿され温かくなって肺へと送られます。インフルエンザウイルスなどの病原菌は湿度に弱いもの。通常は50%くらいの湿度があれば徐々に死滅するのです。
すなわち、鼻呼吸をしているだけで、鼻のフィルター機能と加湿機能によって、ウイルスの体内への侵入を防御できるということ。このため、あいうべ体操で口呼吸を改善するだけでインフルエンザを劇的に予防することができるのでした。
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