メラノーマを初期段階で見分ける3つのポイント
ふと発見したほくろが、じつは悪性の皮膚がんというケースがあります。それが「メラノーマ」です。皮膚がんは目に見えるので初期に発見することが可能ですが、とくにメラノーマは死亡率が高いことが特徴です。メラノーマを初期段階で見分ける3つのポイントを紹介します。
メラノーマは初期段階で奥に成長
メラノーマは悪性黒色腫とも呼ばれる皮膚がんの一種。メラノーマの死亡率が高いのは、がんの中でも転移の頻度が高いことが原因です。胃がんや肺がんなどは初期に発見すれば、まず転移することはありません。しかし、メラノーマはまだ初期の小さい段階でも転移していることがあるのです。
人間の皮膚は表皮・真皮・皮下組織の三層構造をしています。メラノーマが初期に発生するのは、皮膚の表面を覆う表皮という部分です。その下に、血管やリンパが通っている真皮があります。
表皮に発生したメラノーマは、初期段階で表面に広がっていくと同時に皮膚の奥にも成長するのです。そして、メラノーマが真皮に達するとリンパや血管を通じて、全身に転移する危険があります。
メラノーマを初期段階で見分ける
そこで、メラノーマを初期段階でほくろと見分けるための3つのポイントを紹介しましょう。まずは「形」。普通のほくろは丸くて、境界が鮮明です。しかし、メラノーマはいびつな形状。左右非対称で周りがギザギザしています。
メラノーマを初期段階で見分けるポイントは「色」です。ほくろは色にムラがなくて均一なもの。しかし、メラノーマは色の染み出しがあったり濃淡があるのです。
そして、メラノーマを初期段階で見分けるもっとも重要なのはポイントが「短期間で大きくなる」こと。最初は小さかったのに、数か月で2倍も3倍も大きくなるという症状は、普通のほくろではありえません。大きくなった気がするというだけでも病院に行ったほうがよいでしょう。
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