インフルエンザ予防は着替えを忘れてはいけない
インフルエンザは飛沫感染ですが、ウイルスは直接、口の中に入るとは限りません。咳などで飛散したウイルスの感染力は、なんと衣服などについたあとも数時間にわっても続くのです。じつはインフルエンザ予防には、外出から帰ってきたときの着替えも重要な役割を果たすのでした。
インフルエンザ予防は一瞬ではない
インフルエンザは飛沫感染による急性の呼吸器感染症です。感染者の咳やくしゃみによって口から飛んだしぶきは空気中に飛散します。その飛沫を吸い込み、その中にいるウイルスが気道の粘膜に張り付くことで感染するのです。
だからといって、人が咳やくしゃみをした瞬間だけ気をつけても効果薄。ウイルスが飛散するのは、咳やくしゃみの瞬間ではないからです。ウイルスは空気中に漂っているもの。一瞬だけではインフルエンザは予防できません。
なかでも、インフルエンザ予防で注意したいのが衣服などについたウイルス。条件にもよりますが、飛沫が衣服に付いてウイルスの数が次第に減るとはいえ、その感染力は数時間は続くのです。
インフルエンザ予防の落とし穴
多くの人は外出中はのどをマスクで防御しています。しかし、外出から帰ったり帰宅すると、室内ではマスクを外してしまうことがほとんどでしょう。
しかし、ここにインフルエンザ予防の落とし穴があるのです。もしマスクを外したときに外出時と同じ服を着ていると、その衣服についていたウイルスに感染してしまう可能性があるのです。
インフルエンザ予防には、会社や学校など長時間の外出から戻ったら、手洗いやうがいをするのが基本。これに加えて、着替えをすることを忘れてはなりません。着替えはインフルエンザ予防だけでなく、風邪などの予防にも効果を発揮します。
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