骨粗鬆症予防のミネラル摂取には筋トレが不可欠
筋トレが強化するのは筋肉だけではありません。筋トレは骨も強くするのです。じつは筋トレには骨粗鬆症を予防する働きがあるのです。骨粗鬆症の予防にはミネラルの摂取が推奨されていますが、ただ摂取するだけでは効果薄。骨にスムーズに取り込まれるには筋トレの刺激が欠かせないのです。
骨粗鬆症の予防にミネラル摂取
中高年になると、骨粗鬆症の予備軍が増えてきます。骨粗鬆症は、骨がスカスカになって骨折しやすくなる症状。骨粗鬆症は骨の老化そのものです。
骨はタンパク質から作られた繊維状の基本構造に、カルシウムやマグネシウムといったミネラルが硬く結晶したもの。建物の柱にたとえてみると、タンパク質が鉄筋であり、ミネラルがコンクリートに相当します。
このため、骨粗鬆症の予防のためには、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルの摂取が有効といわれます。たしかに日本人は、カルシウムとマグネシウムが不足しがちです。
骨粗鬆の予防に筋トレが効果的
ただし、ミネラルを摂っただけでは骨粗鬆症は予防できません。摂ったカルシウムなどが骨にスムーズに摂り込まれるには、運動による刺激が欠かせないのです。
とくに、筋トレやランニングで骨に圧力をかけると、骨がマイナスの電位を帯びる圧電効果が発生。プラスの電位を帯びたカルシウムが骨に定着しやすくなります。つまり、骨粗鬆の予防に筋トレが効果的なのです。
また、筋トレによって分泌される成長ホルモンを介して生じるIGF-1は、骨も成長させてくれます。合わせて、肉類や魚介類から骨の材料となるタンパク質を摂るようにすると一層、骨粗鬆症の予防効果が上がるでしょう。
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