インフルエンザ予防に水1.5リットルを毎日飲む

インフルエンザ予防には水1.5リットルを毎日飲む必要があります。というのも、インフルエンザウイルス侵入を防いでくれる線毛細胞は、水分補給によって活動が活性化するため。線毛細胞を活性化してインフルエンザを予防するには1日1.5リットルの水が必要になるのでした。

線毛細胞がインフルエンザ予防

インフルエンザ予防に重要な役目をはたすのが線毛細胞です。線毛細胞は鼻やのど、気管まで広い範囲に、粘液で囲まれた状態で存在。粘液はよく見ると2種類あります。サラサラの粘液の上に、ネバネバの層が乗っているのです。

線毛細胞がネバネバの粘液を一方向に押しやったあと、サラサラの粘液を通ってすばやく元の位置に復帰。再びネバネバの粘液を押しやる動きを繰り返します。この線毛細胞の動きが、取り込んだウイルスを一方向へ押し流すのです。

しかし、湿度が低いカラカラの状態になると、水分の多いサラサラの粘膜から乾燥を開始。こうなると、線毛細胞はネバネバした粘液の中を行き来するだけとなり、インフルエンザウイルスを流し去ることができなくなるのです。

ただし、ここで表面を単純に湿らせてもネバネバの粘液が邪魔をして、サラサラの粘液まで水分が届きません。サラサラの粘液に水分を補給するには、粘液細胞の下から水分補給するしかないのです。

サラサラの粘液に水分を補給するには、飲んだ水が体の中をめぐり、下から粘液として送り込まれるのを待つしかないということ。そして、粘液に水分を補給して線毛細胞を元気に保つには、1日1.5リットルの水が必要なのです。

人間は1日に2.5リットルの水分を、汗や尿で失います。食事で1リットルの水分が摂取できるので、残りの1.5リットルが水分補給の目安。水をあまりの飲まなくなってしまう冬は、意識して水分をとる必要があります。水1.5リットルを毎日飲んで線毛細胞を活性化して、インフルエンザを予防しましょう。

投稿者：deepmuscle

最終更新日：2016/01/18