インスリン抵抗性の改善は内臓脂肪を減らすべし
ぽっこりお腹くらい太っていると、インスリンの効き目が落ちるインスリン抵抗性が生じてしまいます。そして、インスリン抵抗性の原因となるのが内臓脂肪から分泌される悪玉物質。血糖の取り込みを阻害します。じつはインスリン抵抗性を改善するなら、内臓脂肪を減らすことが大切なのです。
インスリン抵抗性の原因は内臓脂肪
皮下脂肪に蓄積する皮下脂肪とは違って、消化管の周囲に蓄積する体脂肪が内臓脂肪。腹囲が男性で85cm、女性で90cmを超えると、内臓脂肪が溜まりすぎた内臓脂肪型肥満の疑いがあります。
そして、この内臓脂肪からはインスリンの効き目を邪魔して、細胞への血統の取り込みを阻害する悪玉物質が分泌されているのです。それが「TNF-α」になります。これがインスリン抵抗性の原因になるのです。
このため、インスリン抵抗性を改善するなら内臓脂肪を減らすことが大切。内臓脂肪が落ちるとTNF-αの分泌が減ると同時に、インスリンの効き目を引き上げるアディポネクチンという善玉物質が増えるのです。
インスリン抵抗性を改善するなら
そして、内臓脂肪を減らすなら有酸素運動と糖質制限食の組み合わせが効果的。皮下脂肪より先に内臓脂肪が落ちるため、インスリン抵抗性を改善するのです。
有酸素運動といえばジョギングなどのラン系が思い浮かびます。しかし、インスリン抵抗性が生じるくらいの内臓脂肪を蓄えた人は、一念発起して走り出すと着地衝撃でひざなどを痛めやすいのです。
そこで、インスリン抵抗性の改善には、ウォーキングや自転車のような衝撃の少ない有酸素運動がおすすめ。ここに糖質制限食によってインスリン分泌の負荷を減らすことで、よりインスリン抵抗性が改善するのです。
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