ドライアイの症状は「空振り瞬き」が引き起こす
ドライアイの症状を引き起こす「空振り瞬き」をご存じですか? そもそも瞬きは、角膜などを目の疲れから回復させるための大切な機能。PCやスマホに集中するあまり瞬きの回数が激減したり、瞬きを空振りしてしまうとドライアイの症状が引き起こされるというわけです。
瞬きの激減でドライアイの症状
目を疲れから回復させる特効薬になっているのが「涙」です。光の入口にあたる目の角膜には、邪魔な毛細血管がありません。このため、涙から酸素や栄養素、潤い成分、抗菌物質などを取り込んでいます。さらに涙は、異物や老廃物を洗い流す機能も担っているのです。
涙は上まぶたの外側にある主涙腺から分泌され、下まぶたに滞留。最終的には目頭側にある涙小管から鼻へ排泄されます。そして、この涙を角膜を含めた目全体に行き渡らせているのが「瞬き」です。
瞬きは目を閉じたときに下まぶたから涙を吸い上げ、目を開くときに目全体へ供給しています。通常は1分間に10~20回ほど瞬きをしますが、デスクワークやスマホ操作時は5~6回まで激減。これがドライアイの症状につながります。
ドライアイの症状に意識的な瞬き
ドライアイの症状を引き起こすのは、瞬きの回数減だけではありません。常にストレスにさらされて緊張し交感神経が優位になると、涙の分泌量自体も減ってくるからです。
さらにパソコンやスマホに夢中だと、上下のまぶたが完全に接触しない「空振り瞬き」が増加します。瞬きが空振りだとしたまぶたから十分な涙が吸い上げられません。
空振り瞬きによって角膜が栄養不足に陥ると、ドライアイや疲れ目のリスクが高まります。ドライアイの症状にならないよう、デスクワーク時は30分に1回くらい意識的に瞬きをすることが大切です。
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