しゃっくりが止まらないときの言い伝えの意味
しゃっくりが止まらないとき「誰かに驚かしてもらう」「10秒息を止めてから水を飲む」「コップの反対側から飲む」などがよいという言い伝えは、誰でも一度は聞いたことがあるはず。じつは、これらしゃっくりが止まらないときの対処法は実際に効果があるのでした。
しゃっくりが止まらないと死ぬ
しゃっくりが止まらないと死ぬと聞いて、必死にしゃっくりを止めた経験はあるでしょう。そんなしゃっくりは、そもそもなぜ出るのでしょうか?
私たちの呼吸は、横隔膜などの筋肉が肺を膨らませたり、しぼませたりすることで行われています。この横隔膜のけいれんがおきて、それと同時に声帯の閉鎖がおきるのがしゃっくりです。
このしゃっくりに深くかかわるのが、呼吸や嚥下などを司る延髄。のどの奥には、延髄とつながるスイッチがあります。これを何かが刺激してしまうと延髄が興奮。それがしゃっくりの原因となるのでした。
しゃっくりが止まらないとき
この延髄の興奮をコントロールしているのは脳です。アルコールやストレスなどで脳のパワーが落ちているときに、しゃっくりが続いてしまうのは、これが理由です。
すなわち、しゃっくりが止まらないときは延髄の興奮を止めることがポイントになります。そして、延髄の興奮をコントロールするには、パワーが低下した脳を活性化することが有効な手段です。
ここで、しゃっくりが止まらないときにする「誰かに驚かしてもらう」「コップの反対側から飲む」という行為は、じつは脳を元気にさせようとする行為。しゃっくりが止まらないときの言い伝えには、それなりの理由があるたのです。
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