しゃっくりを止める方法「指を耳に30秒入れる」
昔からさまざまな言い伝えがあるしゃっくりを止める方法。驚かしてもらう方法や息を10秒止める方法など、一度は試したことがあるはずです。そんななか、確実にしゃっくりを止める方法が存在します。しゃっくりを止める方法とは、耳をふさぐように指を入れて30秒ほど押すだけです。
しゃっくりは延髄の興奮で繰り返す
しゃっくりを止める方法を見ていく前に、しゃっくりがおこる仕組みを見ていきましょう。まずしゃっくりは、横隔膜のけいれんと声帯の閉鎖が同時におこる現象です。
これは、肺に水を入れないための反射といわれています。のどにあるスイッチが刺激されると延髄が興奮。横隔膜のけいれんと声帯の閉鎖がおこるのです。
ここで延髄は興奮しやすい器官。延髄は脳がコントロールしていますが、脳に元気がないときに延髄が興奮しやすくなります。本来は、水を入れないためならしゃっくりは1回でよいはずが、脳に元気がないとそれが繰り返しおこってしまうのです。
しゃっくりを止める方法は7割の確率
アルコールの飲みすぎなどでしゃっくりが出るのは、脳のコントロールが弱っているため。赤ちゃんのしゃっくりが長く続くのは、脳がまだ未発達だからです。
しゃっくりの仕組みを踏まえて、確実にしゃっくりを止める方法を紹介しましょう。その方法とは、耳をふさぐように指を入れて、痛みを感じるくらい強く30秒押すというものです。
耳をふさぐ理由は、延髄が耳とも神経がつながっているため。耳を刺激することで、延髄の興奮を抑えることができるのです。このしゃっくりを止める方法によって、7割の確率でしゃっくりが止まるといいます。
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