呑気症(どんきしょう)でゲップやオナラが増加
ゲップやオナラが増える病気が「呑気症(どんきしょう)」です。気がつくと歯を食いしばってしまう人は、呑気症になるリスクが高くなります。これは「噛みしめ呑気症候群」とも呼ばれるもの。呑気症がおこる原因や治療法を詳しく見ていきましょう。
呑気症でゲップやオナラが増える
歯を食いしばるクセがある人は呑気症に注意しましょう。呑気症というのは、ゲップやオナラが増えてしまう病気になります。
呑気症は無意識のうちに歯を食いしばることによって、空気を唾液と一緒に飲み込んでしまうことが原因です。空気を飲み込んでしまうために、胃や腸にたくさん溜まってしまいます。
胃腸にたまった空気が上から出てくればゲップ、下から出てくればオナラ。このため呑気症はゲップやオナラが増加します。
呑気症の治療には抗不安薬を使用
また、腹部の膨満感も呑気症の症状の1つです。ゲップやオナラに加えて、噛みしめることによる頭痛や肩こりをも引き起こすのが特徴です。
呑気症の原因はおもにストレスです。呑気症の治療には緊張や不安などのストレスを取り除くことが最重要といわれています。薬物療法では抗不安薬が使用されるのが通常です。
呑気症は空気を嚥下することから、空気嚥下症(くうきえんげしょう)とも呼ばれます。嚥下とは食べ物を飲み込むこと。嚥下障害とは食べ物がうまく飲み込めないことを意味しています。
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