足の裏が痒い原因は水虫でなく金属アレルギー
足の裏が痒いといっても、すべて水虫が原因とは限りません。じつは水虫がなかなか治らないといって来院する人の半分は、じつは水虫でないのです。これでは足の裏の痒みが水虫の薬では治らないのは当然といえば当然。足の裏が痒い原因は、水虫ではなく全身型金属アレルギーなのです。
足の裏が痒い人は金属アレルギーかも
足の裏が痒い人は全身型金属アレルギーかもしれません。全身型金属アレルギーとは、体内の金属が汗などに出て痒みや湿疹を引き起こす症状のことです。
金属アレルギーは、ピアスやアクセサリーをつけたところに湿疹をおこすもの。しかしそれ以外に、体内に食事などで摂り込んだ金属が汗などで出てしまって足の裏の痒みや湿疹を引き起こすことがあるのです。
コバルトやクロム、ニッケルといった金属は、食べ物にごく微量に含まれいる場合があります。もともと土や水には金属が入っているため、植物などには金属が含まれているもの。なかでも多いのが豆類です。
足の裏が痒い原因を見分ける方法とは
このほかチョコレートやココア、アーモンドやくるみにも金属は多めに含まれています。チョコレートやココアの原料は豆ですから、やはり豆類は金属が多め。さらには、あさりや玄米、タバコなどにも金属は多く含まれています。
全身型金属アレルギーは、金属にかぶれる人に多く発症するものです。これらの食材を健康な人が気にする必要はあまりありません。金属アレルギーの人が注意すべき食材ということです。
足の裏が痒い原因が、全身型金属アレルギーか水虫かを見分ける方法は、1週間ほど薬を塗って痒みが治まるかかどうか。足の裏の痒みが治まらない場合は全身型金属アレルギーの可能性アリ。皮膚科でチェックしてもらいましょう。
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