足のむくみが病気によるものかを判別する方法
一般的にむくみとは、重力により足に水分が溜まった状態のこと。下半身に血液が滞留したときに水分が染み出したりして、むくみがおこります。しかし、なかには足のむくみが病気によっておきる場合があるのです。足のむくみが病気によるものかどうかを判別する方法を紹介しましょう。
足のむくみが病気によるものか判別
足のむくみが病気によるものかを判別する方法は、指で足を押して判定します。向こうずねのすぐ横を5秒ほど強く押すだけです。へこみが戻らない場合は普通のむくみ。危険なのは、へこまない場合なのです。
声も判断材料になります。むくみが声帯にも及んで、声がしわがれたり低くなることがよくあるからです。声に異変を感じていて、むくみを押しても戻らなければ、足のむくみは病気が原因かもしれません。
足のむくみの原因となる病気は「甲状腺機能低下症」です。甲状腺は甲状腺ホルモンを作って、それを必要とする全身の60兆個の細胞に届けています。甲状腺機能低下症になると、甲状腺ホルモンが減少してしまうのです。
足のむくみが病気によるなら検査
甲状腺ホルモンは全身の60兆個の細胞に働いて、元気にさせているもの。なくなってしまうと、さまざまな症状が出てきてしまいます。甲状腺機能低下症の典型的な症状が手足のむくみ。心臓や内臓までむくませることになります。
急な抜け毛も甲状腺機能低下症の症状の1つ。とくに、眉毛の外半分が抜けやすくなるのが特徴です。このほか、発汗現象や乾燥肌、便秘、疲労などもよくある症状になります。極度の冷え症やうつ症状が出る場合もあるのです。
これらの症状が出るとともに、足のむくみを押してもへこまないようなら、足のむくみが病気によるものである可能性が大。甲状腺の検査をするよう医師に相談しましょう。
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