ダニ対策はとくに「枕」を重点的に行う必要アリ
ダニは7~8月に一番繁殖します。ダニ対策はこの時期に、布団を乾燥機にかけて一気に仕留めて、ダニの死骸を掃除機で取り除くのが有効です。ただし、ダニ対策で忘れてならないのが枕。じつはダニ対策は、枕を重点的に行う必要があるのでした。詳しく見てみましょう。
ダニ対策は枕を重点的に行う必要
これまでダニアレルギーというと、布団を中心に対策する人がほとんどでした。しかし、1平方メートル当たりのダニの数は、敷布団が64匹、掛け布団が32匹に対して、枕が101匹なのです。ダニは枕にもっとも生息しています。
実際、使い古した布団を用意して、その中心に10万匹のダニを配置。このダニがどこに移動するかを観察しました。すると2日後、移動したダニの7割が頭側だったのです。
ダニが枕のほうへ移動するのは、人のフケの臭いに誘引されるため。ダニはフケが大好物なのです。だからこそ、ダニ対策は枕を重点的に行う必要があります。
ダニ対策は3か月に一度の乾燥機
一方、枕は人の鼻と口にもっとも近い寝具でもあります。ダニの死骸やフンを吸い込みやすい寝具といえるでしょう。その意味でも、枕はダニ対策を重点的に行う必要があります。
ダニ対策は乾燥機が有効。50度で20~30分、60度なら一瞬でダニは死にます。布団と枕を3か月に一度、乾燥させましょう。ただし、このままではダニの死骸が残ったまま。ダニの死骸もアレルギーの原因となってしまいます。
ダニの死骸を取り除くなら掃除機がけ。布団なら片面40秒かけて掃除機がけすれば取り除けます。枕なら10秒ほど。掃除機がけは1週間に一度のペースで、ダニ対策するようにしましょう。
■「ダニ対策」おすすめ記事
ダニ対策は炎天下の車の中で布団を2時間干す