果糖を飲料で摂りすぎると老化が早まってしまう
飲料でよく使用される糖が「果糖」です。飲料のなど成分表には「ぶどう糖果糖液糖」などと表示されています。じつは果糖の摂りすぎは老化を早めてしますのです。このため、飲料を選ぶときは糖分の量だけでなく、果糖の量にも注意しなければなりません。
果糖の特徴は老化を早めること
飲料で注意しなければならないのが果糖です。砂糖も果糖もどちらも白い粉末。同じ量を舐めて味を比べてみると、果糖のほうがずっと甘く感じます。
果糖は果物にも含まれますが、飲料などにとくに多く含まれている糖分です。果糖にはほかの糖にはない特徴があります。1つめはとても甘いこと。これは前述したとおりです。
2つめは血糖値が上がりにくいこと、3つめは内臓脂肪がつきやすいこと。ここまではよいことばかりですが、4つめの特徴が問題です。それは、果糖が老化を早めることです。
果糖はぶどう糖の10倍老化する
果糖がどのように老化を早めるかを見てみましょう。コラーゲンは人間の体の中に一番たくさんあるタンパク質の1つ。人間の筋肉に見立てた牛のコラーゲンを果糖に漬け、人間の体温と同じ37度で保管してその変化を調べます。
2週間後、白かったコラーゲンの色が茶色に変化。しかも、弾力がなくなって固くなっています。じつは果糖はぶどう糖の10倍、老化物質を作り出す性質があるのです。
なお、飲料の成分表が「ぶどう糖果糖液糖」なら果糖が50%未満、「果糖ぶどう糖液糖」なら果糖が50~90%未満、「高果糖液糖」なら果糖が90%以上含まれていることを表しています。果糖の過剰な摂取は控えるようにしましょう。
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