口輪筋を鍛える「あいうべ体操」で口呼吸を治す
免疫力低下を招く口呼吸を治すには、口を閉じるための筋肉である口輪筋を鍛えることが大切。そして、口輪筋を鍛えるための方法が「あいうべ体操」です。実際「あいうべ体操」ををやっている福岡市の小学校は、冬にインフルエンザにかかる子ども9割も減りました。
口輪筋を鍛える「あいうべ体操」
さっそく、口輪筋を鍛えて口呼吸を治して免疫力をアップする「あいうべ体操」のやり方を紹介しましょう。簡単にいえば、ゆっくり「あ・い・う・べ」と口を動かすだけ。なるべく大きく動かすことがポイントです。
まずは口を大きく開いて「あ」、次は口角を真横に引いて「い」、少し首に筋が張るくらい引いてください。そして唇を突き出して「う」、最後はあごの先を舐めるように「べ」と舌を出すのです。
ちなみに、口を動かすだけで声は出さなくてもOK。この「あ・い・う・べ」を1日30回ほど行えば、口輪筋が鍛えられて1か月ほどで口呼吸が改善してきます。
口輪筋トレーニングは10秒キープ
「あいうべ体操」の効果は、口呼吸が治って免疫力が上がるだけではありません。口輪筋を鍛えることで小顔になったり、ほうれい線が薄くなったり、はたまた肩こりがよくなったりする効果もあるのです。
このほか、口呼吸を治す3つの口輪筋トレーニングも紹介しましょう。1つめは上と下の唇をキッチリ合わせて前に突き出して10秒キープ。2つめは唇を口の中に引き込んで10秒間キープするもの。口の中に隠すイメージです。
3つめは思い切り口を膨らませた状態を10秒キープ。この3つの口輪筋トレーニングを1日1セット行うだけでも効果的。口輪筋が鍛えられて、自然と口呼吸が改善されるのです。
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