生姜の効能で丈夫で若いひざの軟骨を維持できる
生姜の効能といえば「体を温める」ことや「殺菌作用があって食中毒を防ぐ」ことなどがよく知られています。そのどちらも、医学的にその効能が示唆されているものです。そして近年、生姜の効能に変形性膝関節症を予防・改善することが医学的にわかってきました。
生姜の効能で変形性膝関節症を予防
変形性膝関節症を予防・改善するという生姜の効能は、生姜に含まれるジンゲロールという物質によるもの。これが抗炎症作用を示して、ひざの痛みに効くといわれています。ジンゲロールとは、生姜特有の辛み成分のことです。
普通の生姜にも新生姜にも、ジンゲロールはほぼ同じ量含まれていると考えられています。そのジンゲロールという成分に、ひざの痛みの原因である炎症を抑える効能があると報告されているのです。
たとえば、2001年にアメリカ・マイアミ大学のアルトマン教授が発表した論文。261人の変形性膝関節症の患者を生姜のエキスと摂取するグループとしないグループに分類。6週間ほど経過を観察したところ、生姜を摂取したグループは、平均して痛みが4割ほど減っていたのです。
生姜の効能で若い軟骨を維持できる
さらに2014年には、ひざ関節の分野で世界的にもっとも権威のある学会の1つ「国際変形性関節症学会」でも、生姜の摂取は変形性膝関節症の痛みを減少させるという研究発表が行われ、大きな注目を集めました。
ひざの痛みを減少させる効能がある生姜ですが、まったく別のさらなる効果が期待できます。ひざの炎症をほっておくと痛みが悪化するだけでなく、軟骨のする減りを進めてしまうことが近年、明らかになってきました。
ということは、加齢でひざの軟骨がすり減り炎症がおきたとしても、生姜の効能で痛みがなくなるだけでなく、軟骨のすり減りも防止。丈夫な若い軟骨を維持できる可能性があるのです。
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