内臓の位置が下がることがぽっこりお腹の原因
内臓の位置が下がっていることがぽっこりお腹の原因です。このため、ぽっこりお腹を解消するために腹筋運動をしてもあまり効果的ではありません。ポイントは内臓を正しい位置に戻すこと。そのためには、腹筋のインナーマッスルを強化することがもっとも効果的なのです。
内臓の位置がぽっこりお腹の原因
ぽっこりお腹は脂肪が原因と思われがちですが、本当の原因は内臓の位置にあります。内臓の位置が骨盤まで下がってしまい、下がった臓器群が横に広がってお腹周りを太くしているのです。
内臓の位置が原因なだけに、単に腹筋運動をしただけではぽっこりお腹は解消しません。腹筋運動で鍛えられるのお腹の前部にある細長い腹直筋。腹直筋に内臓の位置を元に戻す役割はないのです。
内臓の位置が下がってしまった原因は、腹横筋などのインナーマッスルの衰えが原因。このため、インナーマッスルを強化することがぽっこりお腹解消にはもっとも効果的なのです。
内臓の位置を元に戻すドローイン
内臓の位置を元に戻すためのインナーマッスル強化法は、お腹をへこませた状態をキープするドローインがおすすめ。立っていても座っていても歩いていても、思いついたときにお腹をへこませるだけで鍛えられます。
ドローインは深呼吸して息を吐くときにお腹をへこませて、その状態をキープするだけ。呼吸を続けて息を吐くときに、さらにお腹をへこませようとすると、インナーマッスルをさらに強化できます。
インナーマッスルを強化することで内臓の位置が元に戻ると、自然とぽっこりお腹は解消。本来の正しい位置に戻ると内臓も活性化します。とくに免疫力の源ともいえる腸が活性化するので、体調もよくなる効果が期待できるのです。
内臓の位置を元に戻す1分筋トレ
内臓の位置を元に戻す、たった1分もあればできる筋トレもあります。まずは仰向けになってひざを立て、床に足の裏がつけたら準備完了。この姿勢から、へその1センチ下を1センチ凹ますように軽く力を入れてください。
お腹に力を入れたまま、上半身をゆっくり起こしてへそを見るようにします。そして、そのまま体勢をキープするのです。3秒キープしたら、上半身をゆっくり戻します。これを5回繰り返してください。朝晩に1セットずつ行います。
内臓の位置を元に戻すための筋肉は腹横筋。お腹や腰の奥にあるため十分に鍛えることができません。そこで、へその1センチ下をへこませながら筋トレすることで、内臓の位置が元に戻せるというわけです。
内臓の位置を戻すお風呂トレーニング
内臓の位置を戻そうと毎日、腹筋のインナーマッスルを鍛えるのはなかなか難しいもの。疲れて家に帰ってきて、わざわざ床にスペースを作って筋トレするのはハードルが高いといえます。
そこで、内臓の位置を戻すための手軽なインナーマッスルの鍛え方を紹介しましょう。それがお風呂トレーニング。筋トレを継続する秘密は、それをルーチン化することにあります。そこで、毎日入るお風呂の動作に筋トレを組み込むのです。
内臓の位置を戻すためのお風呂トレーニングのやり方は簡単。ドローインをしたまま体を洗うだけです。実際にやってみると、体を洗うときはさまざまな方向に体をひねっていることに気づくはず。インナーマッスルに効いていることが実感できるでしょう。しかもお風呂なので、多少の汗をかいてもお湯で流せばサッパリです。
内臓の位置を戻す本格トレーニング
内臓の位置を元に戻す、ドローインをしながら体を洗うだけでもトレーニング効果は十分ですが、より負荷をかける本格トレーニングの方法もあります。とはいえ、床に仰向けになって腹筋運動をするわけではありません。
やり方はお風呂の椅子に座って、上半身を前後左右に動かすもの。これでインナーマッスルを毎日鍛えます。内臓の位置を戻す本格トレーニングのやり方は、椅子に背筋を伸ばして座った状態からスタートです。
骨盤の位置を固定して、まず胸を前後に動かす運動を往復20回。続いて、胸を左右に平行移動させる運動を往復20回です。そして「前・右・後・左」と胸を4方向に動かして2周。反対も2周行います。最後は上体を左右に曲げる運動。左に倒すときは左手を下に伸ばし、右手は右脇の下に付けるようにして左右に往復20回です。
■「内臓の位置」おすすめ記事
内臓の位置が下がってしまう食べないダイエット
内臓の位置を元に戻すならドローインが効果的
内臓の位置を元に戻すインナーマッスルの鍛え方
■「ぽっこりお腹の原因」おすすめ記事
ぽっこりお腹の原因「内臓下垂」を解消する筋トレ
ぽっこりお腹の原因は3タイプに分かれていた
ぽっこりお腹の原因は足を開いた座り方にあった
■「ぽっこりお腹」おすすめ記事
ぽっこりお腹を引き締めるインナーマッスル腹筋
腸腰筋ストレッチでぽっこりお腹を即効解消!
腸マッサージでぽっこりお腹がグングン痩せる