4スタンス理論のベースとなる5ポイント理論
人間の体のタイプを4種類に分ける4スタンス理論は、じつは5ポイント理論がベースになっています。キレのある動きを実現させるための5ポイント理論がまずあって、それを実現するために4スタンス理論を活用するというイメージです。5ポイント理論について詳しく見ていきましょう。
4スタンス理論のベースが5ポイント
4スタンス理論とは、人間の体のタイプに4種類存在するという法則。つま先重心タイプとかかと重心タイプ、そして内側重心タイプと外側重心タイプを賭け合せた4つのタイプです。
この4スタンス理論のベースとなっているのが5ポイント理論です。5ポイント理論は、人間の体には重心の集まるキーポイントが5つあるというもの。4スタンス理論と異なり、老若男女を問わず人間に共通する法則になります。
まずは5ポイント理論の5つのポイントから見ていきましょう。どのようなスポーツにおいても、まず重要になるのが首の付け根です。首と肩がジョイントしている部分が、1つめのポイントである「P1」になります。
4スタンス理論でポイントをシンクロ
2つめの「P2」はみぞおちあたり。ちょうど胸郭と腰椎がジョイトしている部分です。体を左右にねじるときのメインパーツになります。「P3」は股関節です。この部分の回転も、体幹から体を動かすためには欠かせません。そして「P4」はひざ、「P5」は足首になります。
この5つのポイントを地面に対して垂直に並べて軸を作って動くと、身体能力が十分に発揮されるというのが5ポイント理論。この5つのポイントをシンクロさせて体を動かすことで、人間は安定した動きができるようになるのです。
実際は5か所が同時に一直線上に並ぶことは難しいため、5ポイント理論は最低3つのポイントをシンクロさせることを意識します。この3つの基点のシンクロのさせ方が4スタンス理論ともいえるかもしれません。
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