白菜の保存をひと工夫するとビタミンKが増える
白菜の保存方法にひと工夫加えることで、骨粗しょう症の予防にもなるビタミンKが格段に増やすことができます。その食感はまるで新野菜。味も苦味が増しています。その白菜の保存方法とは、いったん50度のお湯に浸してから保存するというもの。しかも、常温で放置して保存することがポイントです。
白菜の保存にシャキシャキ技を応用
しなびたレタスをシャキシャキに戻すなら、50度のお湯に2分間浸けるという方法が有名です。じつは、水の分子は高温ほど激しく動く性質があります。50度のお湯がレタスの中にたっぷり入ったことで、シャキシャキ感がアップするのです。
50度のお湯というのも、熱湯と水を半々にするだけなので準備も簡単です。お湯に浸すこと2~3分。そのあとは新聞紙にくるんで冷蔵庫に入れれば、1週間はシャキシャキのまま保存できるのです。
このレタスのシャキシャキ技をそのまま白菜の保存方法として応用します。ただし、白菜の場合はお湯に浸けたあとに常温でそのまま放置。すると、白い白菜が緑色に変化するのです。
白菜の保存方法でビタミンKアップ
白菜はもともとアブラナ科の野菜。チンゲン菜や野沢菜、キャベツなどの仲間です。明治時代に中国より伝来して、品種改良によって現在の形になりました。放置することで緑色になるのは当然といえば当然です。食感としては、白菜の白い部分と葉の部分の中間くらいでした。
そして、通常の白菜に含まれるビタミンKは100gあたり59μgなのに対して、この保存方法白菜は142μgとアップします。ただし、そのままの白菜のほうが甘みは上。白菜は日がたつごとに糖度はダウンしてしまいます。白菜を緑にする葉緑素を作るためにも使われるです。
白菜で食べたい人は、50度のお湯に浸けたら冷蔵庫で保存。緑色の白菜を食べたい人は、50度のお湯に浸けたらそのまま放置して保存します。夏場は傷みやすいので、保存方法には注意しましょう。
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