睡眠負債があるかどうかをチェックする方法とは
慢性的な睡眠不足が続くと、がんや認知症などさまざまな病気のリスクが上がります。このとき、睡眠の研究者が使うのは、睡眠不足ではなく睡眠負債。借金のように知らないうちに溜まっていって、返済をしようとしても手遅れという意味です。睡眠負債があるかどうかを調べる方法を紹介しましょう。
睡眠負債があるかを調べる方法
気づかないうちに溜まっている睡眠負債。そこで、誰でも睡眠負債があるかどうかを調べる方法を紹介しましょう。その方法が簡単。窓や時計などの情報をすべて隠して、時間を気にすることなく寝てみます。
これで起きたときの睡眠時間と、減筋睡眠時間との差が多いほど、睡眠負債の可能性が高いということです。通常の睡眠時間のギャップが2時間以上あれば、睡眠負債にかかっている可能性があります。
自分では十分な睡眠がとれていると思っていても、知らず知らずのうちに睡眠負債は溜まっているもの。日本人の多くが睡眠負債の可能性があるといいます。
そんな睡眠負債は休日の寝だめで解消できるのでしょうか? 答えはバツ。溜まってしまった睡眠負債は、1日や2日たくさん寝たくらいでは返済できません。
睡眠負債を返済するには深い眠り
子どものころ、母親に「眠れなくても布団に入っているだけで休めるから」といわれた人も多いはず。しかし、休息という意味では効果がありますが、睡眠と同じ効果が得られるわけではありません。
最近の研究で、睡眠にはいろいろな役割があることがわかってきています。とくに、病気と関連のある部分に関しては、ベッドに横になって目を閉じるだけでは、睡眠負債の根本的な解決にはならないのです。
睡眠負債を返済するには、深い眠りのための4つのポイントを実践して、徐々に負債を解消していくことが大切です。すなわち、朝に太陽光を浴びること、朝に手足を冷やすこと、夕方に散歩すること、寝る90分前に寝ることです。
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