瞬発力トレーニングではふくらはぎの筋肉を強化
サッカー選手は速く走るとき、常にかかとを上げています。このとき使われるのが、ふくらはぎの筋肉のバネ。そのバネを使うのが上手な選手ほど、瞬発力が高いのです。このため、フットワークをよくする瞬発力トレーニングには、ふくらはぎの筋肉を強化することが大切。瞬発力アップの方法を紹介します。
瞬発力の源はふくらはぎの腓腹筋
瞬発力トレーニングは、まず左ひざを腰の高さまで上げます。次に、右足をつま先立ちにしてください。この体勢をキープしたまま、左へ一歩、右へ一歩…と左右にジャンプ。8往復したら、左足でも左右にジャンプします。
瞬発力トレーニングのポイントは、つま先立ちしている足と背筋を曲げずに飛ぶこと。ひざを固定すると、ふくらはぎに焦点を絞ってトレーニングできます。ひざ用のサポーターを逆向きにつけると、膝を固定する感覚がつかみやすいでしょう。
ひざを伸ばして行うトレーニングで鍛えられるのは、ふくらはぎの上部にある腓腹筋。実際、サッカー選手のふくらはぎを見ると腓腹筋が大きく発達していることがわかります。これこそが瞬発力の源なのです。
瞬発力トレーニングにランジが有効
瞬発力トレーニングにはランジという筋トレメニューも有効。ランジは前に一歩大きく深く踏み込んで、元の姿勢に戻る動作を行います。まずは足幅をコブシ1つ空けて立ちます。ここから、左足を大きく前に一歩、踏み出すのです。
このとき、左ひざの角度が90度になるまでしっかり踏み込みます。深く踏み込んだら、ここで元の位置に戻るのが一般的なランジです。
瞬発力トレーニングのランジは、そのまま前に進むやり方もあります。その場合は、前に10歩踏み出すのが1セット。足を踏み込むときに左右にブレないようチェックしながら、3セット行うようにしましょう。瞬発力とともに、しっかり止まるためのトレーニングにもなります。
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