筋肉量が体重の割に少ない人はサルコペニア肥満
筋肉量が体重の割に少ない人はサルコペニア肥満かもしれません。ギリシャ語でサルコは筋肉、ペニアは減るという意味。つまり、サルコペニア肥満とは筋肉量の減少と肥満が合わさった状態のことです。筋肉量が少ないサルコペニア肥満の簡単なチェック方法を見ていきましょう。
筋肉量が減少するサルコペニア肥満
さっそく、簡単に筋肉量が減少していないかをチェックできるサルコペニア肥満の検査方法を紹介しましょう。それが「指わっかテスト」。両手の親指と人差し指でわっかを作ったら、ふくらはぎの一番太い部分にはめてみます。
このとき、指が重なってしまう場合はふくらはぎがかなり細いということ。すなわちサルコペニア肥満の疑いがあります。サルコペニア肥満は、筋肉が衰えることで階段を上がるのがつらくなったり転びやすくなったりするのが特徴です。
ただし、筋肉量が減少するサルコペニア肥満に気をつけなければならないのは、それだけが理由ではありません。サルコペニア肥満は肺炎や腎臓病、心筋梗塞、糖尿病、動脈硬化、敗血症…などに関わってくるのです。
筋肉量が減ると片足で靴下が履けない
じつは、筋肉量が多い人は少ない人と比べて、病気での死亡率が半分という最新の研究成果もあります。じつは生死のカギは筋肉量が握っているのです。そのほかの筋肉量が減少するサルコペニア肥満を見分け方を見ていきましょう。
筋肉量の減少は「片足で靴下が履けない」ことでわかります。これは脚の筋肉量が減っていることを示しています。「ビンのフタが開けにくい」ことも筋肉量が減っている兆候。腕の筋肉量が減って、握力が低下していることを示しています。
「信号を渡りきる前に赤に変わる」ことでも筋肉量の減少を見分けられます。横断歩道を渡りきる前に信号が赤に変わるのは、歩くスピードがかなり遅いことを示しています。下肢の筋肉量が減少しているというわけです。
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