ネイマールシュートはつま先でボールを包み込む
サッカー・ブラジル代表のエース・ネイマールが繰り出す鋭いシュートを最先端ノテクノロジーで解析。その秘密は、ほかの選手にはない独特の足使いであることがわかりました。それはネイマールが重心付近でしっかりボールをミートしているからこそおきる動きなのです。
ネイマールシュートを最新機材で撮影
ネイマールは身長175cmで体重64kgという体型。変幻自在のドリブルと、角度のないところからも繰り出される強烈なシュートが特徴です。
そこで、最新鋭の高画質カメラや1秒間に2千コマを撮影できる超ハイスピードカメラなど、25台の撮影機材を用意。さまざまな角度からネイマールのシュートを捉えました。
その結果、特筆すべきはハイスピードカメラで捉えた、ボールを蹴る瞬間の足の動き。一般のサッカー選手のインパクトの瞬間を見てみると、ボールと足が反発しあっているような印象です。
ネイマールのシュートのインパクト
ところがネイマールのシュートの場合は、インパクトの瞬間につま先でボールを包み込むような形。この足使いで、最後までしっかりとボールを押し出しています。
シュートのスイートスポットともいうべき足関節で重心のある部分というのは、中足骨の上あたりです。ここでミートすれば、一番ボールにエネルギーが伝わります。
ネイマールのシュートの場合、そのスイートスポットでしっかりボールをミートしたのちに、つま先が中に食い込むような動き。これは、重心付近でしっかりミートしているからこそおきる現象といえます。プロのサッカー選手の中でもできる人が少ないボールの捉え方といえるでしょう。
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