ネイマールがドリブルで相手をかわす練習方法
ネイマールの変幻自在なドリブルの原点は、少年時代に指導を受けてたコーチ・ベッチーニョさんから学んだ、ブラジルならではのトレーニングにあります。ベッチーニョさんがネイマールに仕込んだのは相手をかわす技術ですが、その練習方法は相手の動きをひたすら模倣するものでした。
ネイマールに仕込んだ練習方法とは
ベッチーニョさんがネイマールに仕込んだのは、ドリブルで相手をかわす技術。現在のネイマールのプレーの中でも、特徴的な技術といえるでしょう。
しかし、ドリブルで相手をかわすための練習方法はじつは意外なものでした。それは相手の動きに合わせて、自分も同じ動きをするというもの。目の前の相手と同じ動きをひたすら繰り返します。
練習を始めると誰もが、相手の動きを見ながら自分の動きを合わせようとするとか。しかし続けるうちに、目で確認しなくても体で感じただけで、自然と相手の動きに反応しはじめるのです。
ネイマールに仕込んだ練習の応用編
ネイマールに仕込んだ練習は、ここから応用編に入ります。その練習とは、ボールを使わずに1対1で相手を抜いていくというものです。
重心を落とし上半身を低い姿勢にして、左右に激しく体を揺さぶります。「ジンガ」と呼ばれるこの動きこそが、ブラジルサッカーの真髄ともいわれています。
ベッチーニョさんは「ジンガとは体中の筋肉が体とシンクロする動きのこと。体が伸びやかになる。ジンガはサンバに通じていて、ブンブンというリズムはブラジル人の心臓とシンクロする」と説明していました。
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