体脂肪を落とすスパイスのパワーを活用すべし!
コショウや生姜、わさび、にんにく、唐辛子といったスパイスは、独特の風味と適度な刺激があり、味付けのバリエーションを広げて食卓を豊かにしてくれるもの。そればかりかスパイスをうまく活用すれば、効率よく体脂肪を落とすことができるのです。
体脂肪を落とす唐辛子のカプサイシン
コショウのピペリンや唐辛子のカプサイシンといった成分には、体脂肪の分解を促す働きがあります。つまりスパイスのパワーを活用すれば、効率的に体脂肪を落とすことができるわけです。
ピペリンやカプサイシンは、自律神経のうちの体を活動的に整える交感神経を活性化します。その結果、交感神経からノルアドレナリン、その作用で副腎からアドレナリンが分泌。これらの神経伝達物質が脂肪細部で体脂肪の分解を進めるのです。
さらにカプサイシンの中でも辛くないカプシエイト類、生姜のショウガール、にんにくのアリシン、わさびのイソチオシアネートには、体脂肪の燃焼を促進する働きがあります。これらの成分が働きかけるのは、褐色脂肪細胞です。
体脂肪を落とすスパイスのパワー
脂肪細胞といえば、通常は体脂肪を溜める細胞を思い浮かべます。これは白っぽく見えることから白色脂肪細胞と呼ばれるもの。一方で見た目が茶色いのが褐色脂肪細胞です。
褐色脂肪細胞にはUCP1というタンパク質が備わり、白色脂肪細胞とは正反対に体脂肪を燃焼させて熱に変えます。ただし、褐色脂肪細胞は幼児期には多く存在しますが、大人になるとあまり残っていません。
とはいえ、この残り少ない褐色脂肪細胞を活性化すると体脂肪は燃えやすくなります。スパイス成分は体内に備わった温度受容体を誤動作させ、寒いから熱を作れという信号を送らせて褐色脂肪細胞を元気にするのです。
過食しても太りにくい人は、褐色脂肪細胞が多く残っている人。また食事をするとよく汗をかく人も褐色脂肪細胞が多く残っています。体脂肪を落とすスパイスのパワーを活用していきましょう。
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